つっちーAIノート

ChatGPTでPDFを要約する方法|スマホ・PCで試した精度と注意点

PDFをPCとスマホで整理するイメージ

こんにちは、つっちーです。

今回は、ChatGPTへPDFを添付して要約・情報抽出を頼む方法を、PCとスマホで実際に試しました。

使ったのは、完全な架空の3ページPDFです。実際の手順、質問文、回答の正確さ、利用前の注意点をまとめます。

結論から言うと、今回のPDFではPC・スマホとも正確に整理できました

今回のテストでは、PC・スマホの両方で次の内容を正確に整理できました。

  • 200字以内の要約
  • 日時や会場、金額などの表形式での抽出
  • 担当者と期限の整理
  • PDFに書かれていない情報の「記載なし」判定

数字や日時の誤り、PDFにない情報の追加も見つかりませんでした。2026年8月1日に、どちらも自分の画面で「GPT-5.6 Sol」「中程度」と表示された状態で試した範囲では、回答品質に大きな差はありませんでした。

ただし、今回は1つの架空PDFを各端末で1回ずつ試した結果です。すべてのPDFで同じ結果になるとは限りません。

ChatGPTでPDFを要約すると何ができる?

ChatGPTにPDFを添付すると、次のような整理を頼めます。

  • 長い文章から目的や結論を抜き出す
  • 日時、金額、担当などを表にする
  • 複数の条件や注意点をまとめる
  • 指定した情報が書かれているか確認する
  • 初心者向けの言葉に置き換える

OpenAIの公式案内でも、文書やPDFを添付し、要約・比較・情報抽出などに使えると説明されています。ただし、回答は完成品ではありません。元資料を確認しやすくするための下書きとして使うのがおすすめです。

今回のテスト条件

今回は、実在する学校や人物とは無関係の「学生向け生成AIセミナー」企画書を作りました。開催概要、担当別の期限、安全上の注意、予算などを記載した、A4・3ページのPDFです。

項目 内容
実施日 2026年8月1日
使用資料 完全な架空の大学イベント企画書(3ページ)
端末 PC・スマホ
画面上の表示 GPT-5.6 Sol・中程度
質問数 同じ4問を同じ順番で実施
実施回数 各端末1回

個人情報、実在する学校名、連絡先、未公開の課題、無許可の授業資料は一切使っていません。

PCでPDFを要約する手順

PCでは、新しいチャットを開いてPDFを添付し、次の質問を送りました。

このPDFの内容を、初めて読む学生にも分かるように200字以内で要約してください。イベントの目的、日時、主な内容、重要な注意事項を含めてください。PDFに書かれていない情報は補わないでください。

対象読者、文字数、含めたい項目、推測禁止まで指定するのがポイントです。回答後は、数字や文章を元PDFと照合しました。

ChatGPTにPDFを添付し、200字以内の要約を依頼したPC画面
架空の3ページPDFを添付し、200字以内の要約を依頼したときのPC版ChatGPTの回答

スマホでPDFを要約する手順

スマホでも基本の手順は同じでした。

  1. PDFを端末内へ保存する
  2. 新しいチャットへPDFを添付する
  3. PCと同じ質問文を送る
  4. 回答と元PDFを見比べる

短い要約なら、スマホでも確認しやすかったです。表や長い回答はスクロールが必要になるため、PDFの保存場所や情報量に合わせて端末を選ぶと使いやすいと感じました。

PCとスマホで4つの質問を比較した結果

4つの質問に対する結果をまとめると、次のようになりました。

※スマホでは表を横にスクロールできます。

テスト内容 PC スマホ 判定
200字以内の要約 目的・日時・内容・注意点を整理 同じ要点を整理 両方正確
重要情報の抽出 7項目と根拠を表にした 同じ7項目と根拠を表にした 両方正確
担当・期限の整理 5担当と期限を整理 同じ内容を整理 両方正確
安全ルールと未記載情報 4項目を「記載なし」と判定 同じ4項目を判定 両方正確

スマホでは、質問1・3・4の回答が5秒未満で表示されました。質問2とPCは未計測なので、速度の優劣は比較していません。

質問1:200字以内で要約できるか

PC・スマホとも、開催目的、日時、演習内容、安全上の注意を200字以内にまとめ、PDFにない内容も追加しませんでした。スマホ側は「一次情報で確認する」という注意まで簡潔に含めていました。

質問2:必要な情報を表で抜き出せるか

開催日時、会場、対象者、定員、申込締切、参加費、予算合計を、ページ番号と節名付きで表にするよう頼みました。両方とも7項目を正しく抜き出し、数字や根拠にも誤りはありませんでした。ただし、表示されたページは自分でも開いて確認する必要があります。

質問3:担当と期限から重要タスクを判断できるか

担当別の作業と期限を整理し、「遅れると影響が大きいタスク」を2つ選んでもらいました。両方とも5担当を正確に整理し、資料担当と機材担当を選びました。優先順位はPDFに明記されておらず、当日の進行から判断したことも説明しています。事実とAIの判断を分けて書いてもらうと、確認しやすくなります。

質問4:書かれていない情報を推測しないか

最後に、安全ルールを整理し、次の4項目がPDFにあるか判定してもらいました。

  • Wi-Fi接続情報
  • 講師の氏名
  • 代替開催日
  • 録画配信の予定

両方とも4項目すべてを「記載なし」と正しく判定し、もっともらしい情報も補いませんでした。「見つからなければ記載なし」「推測しない」と指定すると、確認しやすくなります。

PDF要約で使いやすかった質問文の作り方

要約には、次の形が使いやすかったです。

このPDFを[対象読者]にも分かるように[文字数]以内で要約してください。[必ず含める項目]を含め、PDFに書かれていない情報は補わないでください。

情報抽出なら、次の形も使えます。

[抜き出したい項目]を表にし、根拠となるページ番号と節名を付けてください。見つからない項目は「記載なし」としてください。

入れておきたいポイントは、次の5つです。

  • 誰向けに説明するか
  • 文字数や表の形式
  • 必ず含める項目
  • 根拠として示してほしいページや節
  • 「推測しない」「見つからなければ記載なし」という条件

目的はAIを難しく操作することではなく、回答の抜けや思い込みを見つけやすくすることです。

ChatGPTへPDFを入れる前に確認したい注意点

個人情報や未公開情報を入れない

氏名、学籍番号、住所、連絡先が入ったPDFは、そのまま添付しないようにします。提出前の課題、未公開資料、許可されていない文書も同じです。必要な場合は匿名化し、アップロードしてよい資料か先に確認しましょう。今回は最初から完全な架空資料を使いました。

著作権と学校のルールを優先する

閲覧できる教材でも、外部サービスへアップロードしてよいとは限りません。著作権、利用規約、学校や授業のルールを先に確認しましょう。AIは課題代行ではなく情報整理の補助として使い、回答をそのまま提出しないことが大切です。

AIを勉強へ使うときのメリットと限界は、関連記事「AIで勉強はラクになる?学生目線で実際に使って感じたメリットと限界」でもまとめています。

AIの回答をそのまま信用しない

今回が正確でも、いつでも同じとは限りません。数字、日時、固有名詞、提出条件は元PDFと照合する必要があります。OpenAIの公式FAQでは、プランや文書の扱いによっては、PDF内の埋め込み画像ではなく抽出テキストを中心に処理すると案内されています。画像や図表が中心のPDFは、特に注意が必要です。

データ設定と削除方法を確認する

個人向けChatGPTでは、設定によって入力内容やファイルがモデル改善に使われる場合があります。「Data Controls」にある「Improve the model for everyone」の状態を確認しましょう。公式FAQでは、同じアカウントのWebとモバイルで設定が同期されると案内されています。不要なチャットの削除方法や保存期間も、利用する時点の公式情報を確認する必要があります。

PCとスマホはどちらが使いやすい?

今回の範囲では回答精度に大きな差はなく、短い確認ならスマホでも十分でした。横に広い表や長文を見比べる作業は、画面の広いPCが向いています。これは精度の違いではなく、画面幅や保存場所による作業性の違いです。どちらを使う場合でも、最後に元PDFを確認する必要があることは変わりません。

端末ごとのAI学習の使い分けは「ChatGPTをiPadで勉強に使う方法|AI学習をスマホ・PCと比較」でも紹介しています。

まとめ:PDF要約は「質問」と「元資料の確認」までセット

ChatGPTへPDFを添付すると、要約、情報抽出、根拠付きの判断、未記載情報の確認まで頼めます。今回の架空PDFでは、PC・スマホとも正確に回答し、大きな品質差は見られませんでした。

文字数、含めたい項目、根拠、推測禁止を質問文に入れ、個人情報・著作権・学校のルールを守ることが大切です。そして、回答を元PDFと照合するところまでセットで行いましょう。

スマホとPCで試した別の例として、「ChatGPTで画像生成する方法|スマホ・PCで試した使い方と修正のコツ」も公開しています。

参考にした公式情報