アイキャッチはAI生成のイメージ画像です。実際のMiriCanvasの画面ではありません。
AIでスライドを作れたけれど、「発表では何を話せばいいんだろう」と迷うことはありませんか。スライドの文章をそのまま読むと説明が足りず、反対に原稿を長くしすぎると、画面と話がずれてしまいます。
今回は、MiriCanvasで作った架空の6枚の資料をもとに、スライドごとに話す目的を決め、資料にない事実を足さずに発表原稿を整える方法を紹介します。発表時間は、最後に自分で読み上げて確認します。
この記事の原稿・質問文は、手順を説明するために作った例です。実際の授業で使った原稿や、特定のAIサービスの画面で比較検証した出力ではありません。読み上げ時間も未計測です。
先に「誰に・何を・何分で」を決める
いきなり「このスライドの発表原稿を作って」と頼む前に、聞く人と発表の目的を決めます。今回は「授業で、架空の海鮮丼店のWebサイト改善案を説明する」という設定です。
- 聞く人:Webサイト制作の専門知識がないクラスメイト
- 伝えること:どこが分かりにくく、何を直し、どう効果を確かめるか
- 時間:例として3分を目標にする。実際には授業の指定に合わせる
- 原稿の形:スライド番号、話す目的、本文、次のページへのつなぎ
学校からAI利用の決まりが出ている場合は、それに合わせて使い方や申告方法を決めておきましょう。クラスメイトの名前や、公開できない授業資料をそのまま入力する必要はありません。
6枚のスライドと、話す内容を対応させる
今回確認した資料は「架空の海鮮丼店『海のひかり』Webサイト改善提案」です。保存済みのPDFを6ページとも見て、役割を次のように整理しました。実在の店舗、住所、価格、売上実績は入っていません。
- 表紙:何の改善提案なのかを伝える
- 架空サイトの課題:情報の探しにくさ、写真活用、来店までの案内を整理する
- サイトで伝える情報:店舗の特徴、メニュー、営業時間やアクセスなどの案内を説明する
- 写真の使い方:どこに、どの写真を置くかを説明する
- 改善施策と期待される効果:提案内容と、実施後の測定方法を区別する
- 次のステップ:写真、メニュー情報、予約案内を見直す順番をまとめる
ここで大事なのは、原稿を作る前に資料の中身を見ることです。AIに渡す文章にも、ページ番号と見出しを付けると、原稿を照合しやすくなります。読み取れない部分は推測で埋めず、質問してもらう形にします。
AIに頼む質問文の例
次の例の「スライドの内容」を、自分の資料で確認した文章に置き換えて使ってください。添付資料を使う場合も、入力してよい内容かを先に確かめます。
授業で使う発表原稿の下書きを作ってください。 聞く人:Webサイト制作の専門知識がないクラスメイト 目的:架空の海鮮丼店のWebサイト改善案を説明する 目標時間:3分。ただし時間内に収まると断定せず、調整用の案にする 条件: ・スライド番号ごとに「話す目的」「本文」「次へのつなぎ」を分ける ・資料にない価格、売上、客数、実施済みの成果を足さない ・提案や期待される効果を、実際に達成した結果として書かない ・画像と説明が合わない場合は、原稿でごまかさず確認事項として挙げる ・読めない、または判断できない部分は質問する ・短い文にし、専門用語は必要なものだけ説明する スライドの内容: 1. 表紙:架空の海鮮丼店「海のひかり」Webサイト改善提案 2. 課題:情報の探しにくさ、写真活用、来店までの案内 3. 伝える情報:店舗の特徴、メニュー、営業時間やアクセス 4. 写真の使い方:トップページ、メニューごと、季節の案内 5. 改善案と測定:情報整理や写真の見直し。アクセス解析などで確認 6. 次のステップ:写真、メニュー情報、予約案内の順で見直す
この質問文は入力例なので、同じ文章が出ることや、3分で読めることを保証するものではありません。出てきた原稿を、自分の言葉と発表時間に合わせて直すところまでが作業です。
6枚に対応する短い原稿の作成例
まずは短い骨組みを作ります。以下は完成版の3分原稿ではなく、資料との対応を確かめるための例です。実際の発表では、自分が説明できる理由や具体例を加えてから、時間を測って調整してください。
1枚目:何を提案するか
「今回は、架空の海鮮丼店『海のひかり』のWebサイト改善を提案します。お店を検討する人が、知りたい情報を見つけやすくすることが目的です。まず、今の課題を整理します。」
2枚目:課題を3つに分ける
「この資料では、情報の探しにくさ、写真の使い方、来店までの案内を課題として挙げています。メニューを見たい人と、行き方を知りたい人の両方が迷わないようにします。次に、載せる情報を考えます。」
3枚目:載せる情報を具体化する
「店舗の特徴だけでなく、メニューや営業時間、アクセスなどを整理します。写真を見て興味を持った人が、そのまま必要な情報まで進める構成にしたいと考えました。続いて、写真の置き方です。」
4枚目:写真と説明を合わせる
「写真は、トップページとメニューごとで役割を分けます。ただし、このページの写真は海鮮丼の説明と合っていません。発表前に写真を差し替えるか、説明する内容を見直す必要があります。次は、改善後の確かめ方です。」
5枚目:期待と実績を分ける
「情報整理や写真の見直しによって、来店を検討しやすくすることを目指します。これは実施済みの成果ではありません。改善後は、アクセス解析や予約フォームの送信数などで変化を確かめます。」
6枚目:次にすることをまとめる
「まず写真を見直し、次にメニュー情報を整理し、予約までの案内を改善します。今回は架空の提案なので、実際の店舗の売上や効果は検証していません。情報と写真を、利用者の目的に合わせることが今回の提案です。」
原稿だけ直しても、スライドの間違いは残る
今回の4枚目は、海鮮丼の写真活用を説明しているのに、別の料理の写真が入っていました。ここで「おいしそうな海鮮丼の写真です」と読む原稿を作ると、画面と説明が食い違います。
作成例では確認点として残しましたが、実際に発表する前にはスライドも修正します。原稿の言い回しだけで、写真の間違いを隠す形にはしません。
また、5枚目には「期待される効果」と測定方法が書かれているだけです。「予約が増えました」「売上が20%上がります」といった文章は、根拠がないので加えられません。
スライド自体を直す手順は、MiriCanvasのAIプレゼンを生成後に直す方法で、文字・画像・配置に分けて紹介しています。
読み上げてから、長さと話し方を調整する
文字数だけで発表時間を決めず、スライドを切り替えながら一度声に出して読みます。数字の読み方、間の取り方、図を指して説明する時間でも変わるからです。
- スライドを見せながら、最初から最後まで時間を測る
- 長ければ、同じ内容の繰り返しと、読まなくても分かる箇所を削る
- 短ければ、資料にある内容の理由や、自分が理解している説明を加える
- 読みにくい文を短くし、次のページへのつなぎを確認する
- もう一度測り、授業の制限時間に合わせる
長さを直すときの質問文も、変更する範囲を絞ると見直しやすくなります。
次の原稿を、内容を変えずに短くしてください。 ・ページ番号と、各ページで伝えたい結論を残す ・重複している説明を先に削る ・資料にない事実や数字を追加しない ・削った内容を最後に箇条書きで示す 原稿:[ここに、入力してよい原稿を貼る]
AIに任せたまま終わらず、「この一文は自分で説明できるか」まで確認しておくと、原稿を忘れたときも内容に戻りやすくなります。
資料作成から提出まで、必要なところだけ進めよう
すでにスライドがある人は、この記事の対応表と質問文から原稿を整えれば大丈夫です。これから資料を作る人は、MiriCanvasで10枚の提案資料を作った体験記事に、生成結果と気になった点をまとめています。使うかどうかは、無料範囲や生成後の修正も含めて判断してみてください。リンク先には広告を含みます。
原稿とスライドがそろったら、最後にPDFにする前の文字・画像・余白チェックで、提出用ファイルも確認できます。原稿、画面、書き出したPDFの3つが同じ内容になっているかを見直してから、発表の練習に進みましょう。
