つっちーAIノート

ChatGPTでPDFの内容を表にする方法|抜け漏れを防ぐ質問文と確認手順

PDFの内容を表に整理するイメージ

こんにちは、つっちーです。

PDFにある日時、会場、定員、料金などを表にまとめたいとき、ChatGPTへそのまま頼むと便利です。

今回は、完全な架空の3ページPDFを使い、必要な項目を根拠つきで表にできるか試しました。あわせて、PDFに書かれていない情報を「記載なし」と判断できるかも確認します。

結論:項目・根拠・推測禁止を指定すると、今回のPDFは正確に表へ整理できた

今回のテストでは、開催日時、会場、対象者、定員、申込締切、参加費、予算合計の7項目を、ページ番号と見出しつきで表にできました。

さらに、Wi-Fi接続情報、講師の氏名、代替開催日、録画配信の予定は、4項目すべてを「記載なし」と正しく判断しました。

ただし、これは架空PDFを使った1回のテスト結果です。すべてのPDFで同じ精度になるとは限りません。大切な数字や条件は、ChatGPTの回答だけで決めず、元PDFを開いて確認します。

今回のテスト条件

実在する学校、人物、連絡先とは関係のない「学生向けAI活用セミナー」の架空企画書を使いました。

項目 内容
実施日 2026年8月7日
使用資料 完全な架空のセミナー企画書(A4・3ページ)
端末 PC
画面上のモデル表示 GPT-5.6 Sol・中程度
テスト内容 重要項目の表抽出、未記載情報の判定
実施回数 各質問1回

氏名、学校名、学籍番号、連絡先、未公開の課題、無許可の授業資料は使っていません。

ChatGPTでPDFを表にする手順

OpenAIの案内でも、ChatGPTへPDFなどのファイルを添付し、情報の抽出や整理に使えると説明されています。

手順はシンプルでした。

  1. 新しいチャットを開く
  2. 表にしたいPDFを添付する
  3. 欲しい項目、表の形式、根拠の出し方を指定する
  4. 回答と元PDFを見比べる

表そのものを作ってもらうよりも、「何を」「どの形式で」「どこを根拠に」書くかを最初に指定すると、あとで確認しやすくなります。

実際に使った質問文

今回は、次の質問文を使いました。

このPDFから、開催日時・会場・対象者・定員・申込締切・参加費・予算合計を2列の表にしてください。
左列は「項目」、右列は「内容(根拠)」にし、各項目には根拠となるページ番号と見出しも付けてください。PDFに見つからない項目は「記載なし」としてください。PDFに書かれていない情報は補わないでください。

この中で入れておきたいのは、次の4つです。

  • 抜き出したい項目
  • 表の列名
  • ページ番号や見出しなど、根拠の示し方
  • 「推測しない」「見つからなければ記載なし」という条件

表抽出の結果

ChatGPTは、7項目を次のように整理しました。回答が表示されるまでの時間は約7秒でした。

項目 内容(根拠)
開催日時 2026年8月22日(土)13:00〜16:40(1ページ「1. 開催概要」)
会場 3号館301教室(講義)・302教室(演習)(1ページ「1. 開催概要」)
対象者 学部を問わず参加可能(1ページ「1. 開催概要」)
定員 60名(1ページ「1. 開催概要」)
申込締切 2026年8月16日(日)18:00(1ページ「1. 開催概要」)
参加費 無料(1ページ「1. 開催概要」)
予算合計 84,500円(上限90,000円以内)(3ページ「6. 予算」)

元PDFと照合したところ、日時、金額、会場、根拠の場所に誤りは見つかりませんでした。

今回は表にしたい情報が最初から決まっていたため、長い文章を一度に要約させるより確認しやすかったです。

書かれていない情報を推測しないかも確認した

次に、PDFにない情報を補わずに「記載なし」と出せるか試しました。

このPDFから、Wi-Fi接続情報・講師の氏名・代替開催日・録画配信の予定を、2列の表にしてください。
左列は「項目」、右列は「内容(根拠)」にしてください。PDFに見つからない場合は必ず「記載なし」とし、推測や補足はしないでください。

結果は次のとおりです。こちらは約5秒で表示されました。

項目 内容(根拠)
Wi-Fi接続情報 記載なし(3ページ「重要」)
講師の氏名 記載なし(3ページ「重要」)
代替開催日 記載なし(3ページ「8. 実施判断と中止条件」)
録画配信の予定 記載なし(3ページ「重要」)

今回のPDFには、これら4項目が記載されていないこと自体が明記されていました。だからこそ、「記載なし」と書く条件を入れ、元PDFで根拠を見直せる形にしておくと安心です。

表を受け取った後に確認したこと

今回、回答を見るだけで終わらせず、次の順番でPDFと照合しました。

  1. 数字、日付、時刻を確認する
  2. 会場や対象者など、条件が省かれていないか見る
  3. ページ番号と見出しを開く
  4. 「記載なし」の項目が本当に書かれていないか確認する

表が整っていても、数字が1つ違えば予定や申込みに影響します。特に締切、金額、人数、提出条件などは、必ず元PDFへ戻って確認したほうがいいです。

PDFを添付する前の注意点

個人情報や未公開資料を入れない

氏名、学籍番号、住所、連絡先が入ったPDFは、そのまま添付しないようにします。未公開の課題、許可されていない授業資料、他の人の情報が入った文書も同じです。

今回は、最初から完全な架空資料を使いました。実際の資料を使う前には、アップロードしてよい内容かを確認します。

著作権と学校のルールを優先する

閲覧できる教材でも、外部サービスへアップロードしてよいとは限りません。著作権、利用規約、学校や授業のルールを先に確認しましょう。

AIは、課題の答えを代わりに作らせるためではなく、情報を整理して自分で確認するための補助として使います。

AIの回答をそのまま使わない

今回は正確でしたが、別のPDFでも同じ結果になる保証はありません。画像中心のPDF、表が複雑なPDF、文字が読み取りにくいPDFでは、抜けや誤りが出る可能性があります。

回答の根拠が示されていても、最後は元資料と照合することが必要です。

要約したいときは別の記事へ

PDF全体を短く知りたいときは、表抽出より要約が向いています。

ChatGPTでPDFを要約する方法|スマホ・PCで試した精度と注意点では、PDFの要約、担当と期限の整理、PCとスマホの違いを実際に試した結果をまとめています。

また、自分で考えながらPDFを読みたいときは、ChatGPTの学習モードを学生が使ってみた|通常モードとの違いと注意点も参考になります。

まとめ:表にする前に、根拠と推測禁止を指定する

ChatGPTへPDFを添付し、項目・表の形式・根拠・推測禁止を指定すると、今回の架空PDFでは必要な情報を表に整理できました。

一方で、表が正しく見えても、そのまま使ってよいとは限りません。個人情報や無許可の資料を入れず、学校のルールを守り、元PDFと照合するところまでセットで行いましょう。

参考にした公式情報